報連相ができない新入社員、3ヶ月怒られ続けて得た教訓
★ポイント★
・報連相を実践するコツ=「素直さ」
・ミスをする原因はたった1つ、「理解してないから」
・自分を変える努力を日々積み上げているか?
目次
はじめに
新入社員として、とある部署に配属されて早3ヶ月。
「仕事ができる新人」として周囲から評価されるつもりでいました。
しかし、3ヶ月間、毎日ありえない量のミスと上司からのお叱り。
(部長、次長、課長、育成担当責任者、OJTの上司、その他大勢の先輩から、代わる代わる怒られる毎日。。)
「自分はこの仕事向いていない」
「いつか転職するし、いま怒られても関係ない」
自分の運命を呪うばかりでしたが、
職業を変えても、解決しないと変わらないという結論に至りました。
そのため、どうしたら改善できるか、指摘されたことを下に書いていきます。
0.なぜ、私は毎日怒られるのか?
ずばり、下記3点に尽きます。
ある時、OJTの上司にこう言われました。
「〇〇さん、誰も難しいことであなたのこと怒ってないのは分かる?」
ミスを指摘されてる時は、心の中で悪態をついていました。
しかし、内容を抽出すると、形は違えど、人として基本的な部分を毎回怒られていると分かりました。
20年以上生きて積み上げたものを、今更どう変えたらいいのか?
2-3日で急激に解決できるものではないので、そのヒントをあなたと共有させてください。
1.報連相ができないと仕事が回ってこない?
先日部長に、新人の中で私だけ呼び出され、次のことを言われました。
「報連相が全くできず心配になると各方面から話を聞くんだけど、君はどう考えているのか?」
報連相ができない事は何を意味するのか?どれ程大変な事なのか?
正直、私には想像が皆目見当つきませんでした。
部長:「いいかい?仕事において、報連相ができないってのは、他の人から信頼されないのと同じなんだ。」
仕事は一人ではできない
しばしば、働く上で人からはどう思われてもいい・他者の評価は気にするな、という話があります。
とは言え、その一歩手前として、他の人と一緒に働く、という点はどこも同じだと思います。
例えば私は営業職ですが、分からない時にサポートしてくれる先輩・上司、クレーム客がきた際に共に対処してくれる責任者、商品を提案した際に徴求する様々な書類を管理してくれる事務さんなど、周囲の助けなしには仕事ができません。
では、あなたはどんな人と一緒に働きたいですか?
尊敬できる人?仕事ができる人?フォローしてくれる人?
条件は様々ありますが、その一つに「信用できる人」があると思います。
自分が上司だとして、部下に仕事を任せる場面を想像してみてください。
Aさん:営業成績は比較的上位。
しかし、自分に不都合な報告はしないため、後になって事態発覚することも。
Bさん:営業成績は下位。
しかし、物事を全て上司に報告している。
数字だけ見ると絶対Aさんに任せますが、
人の動向を全てチェックできるほど、上司のあなたには余裕はありません。
そのため、たとえ営業成績が低くても、Bさんに任せた方が状況を管理できるから良いと思いませんか?
(同僚に仕事振るにしても、進捗が分からないと不安になりませんか?)
当然、この状況が続けば、Aさんには重要な仕事が回って来ませんし、いつの間にか仕事が無くなっている訳です。
つまり、報連相ができない=「人から信頼されない」です。
報連相には「素直さ」が肝要
報連相を修得するコツとは何でしょうか?
ずばり、嘘をつかない・隠さないこと、です。
報連相で怒られるのは、私のように新人が多いと思います。
つまり、あなたは、職場において一番仕事ができない、かつ、周囲はベテランばかり、という状況にある訳です。
では、ベテランの立場に立って考えてみてください。
毎年何十人もの新人を見てきて、最初仕事ができないなんてのは分かりきっています。
そうなると、変にプライドを持って自分のやり方にこだわる新人よりも、教えたことを素直に学ぶことができる新人の方が助かりますよね。
そのため、何事にも素直かどうか、相手の立場から考えると、これこそ人から信頼されるか分岐点になることです。
「私だったらこのくらいのミスはしない」
「こんなミスをしていたら恥ずかしい」
こんなくだらないプライドは早く捨てた方がいいです。
また、相手から怒られているうちが幸せです。
なぜなら、あなたの成長に期待しているから、そうしてくれるのです。
では、人から怒られなくなったら?
もう既に信用を失ってる可能性が高いです。
2.「理解したつもり」になっていませんか?
上司:「〇〇さん、何か新しいこと教えてもらったら、いつもどうしてる?」
私:「メモ帳に書いて整理してます!」
上司:「それって、ちゃんと業務で使えるレベルに整理できてる?」
私:「・・・」
人から教わり、それを手元にメモしている瞬間は覚えているのですが、
・後で見返さない
・後で見返せるようにメモできていない
・自分で解釈したことをメモしている(×事実)
・書いたことを覚えた気になっている
つまり、私の場合、あやふや、かつ、うろ覚えの状態で業務に臨んでいました。
通りでミスが増えていく訳です。。
そんなある日、育成担当責任者より、こう言われました。
「そんな書いて寄せ集めただけのノート、役に立ってる?」
「〇〇さん専用の業務マニュアル作ったらいいじゃん、私見てあげるから」
自分専用業務マニュアル
「理解したつもり」を減らすコツは何か?
業務で使える「役に立つもの」を作る、です。
なぜミスが減らないかと言えば、
手元にあるメモが、教えられたことを復習できるようになっていないからです。
つまり、強制的に、教えられたことを整理し、他者に見てもらう機会を持たなくてはなりません。
私:「でも、勤務中にそんな時間取れない。じゃあ、業務外でやれってこと?
そんな努力したくない、面倒臭い。休日くらい仕事のこと忘れさせて。。」
社会人って難しいですね(^_^;)
しかし、自己研鑽ってやはり大事な要素になります。
それを次の章に書いていきます。
3.新人に必要な努力って何ですか?
私の部署では1日の活動量を「見える化」しているのですが、
ある時、前日の大きなミスをフォローするのにほぼ1日使ってしまい、
営業の電話を一つもしないことがありました。
当然、何が原因で活動量が0になったのか、上司から質問がありました。
上司:「日中たくさん時間があったはずなのに、どうして何もやってないの?」
私:「昨日のミスの件で、対応が1日かかりまして。」
上司:「あーその件ね。でも、それってそんな時間かかることだっけ?」
私:「・・・」
私の仕事に対する意識として、
活動こそするけど早く時間が経って欲しい、というものでした。
また、その意識が色々な行動に現れていました。
・細かいところをおざなりにする
・ミスの克服をしない(この現状から逃げたい、やり過ごしたい)
遂には、OJTの上司からこんなことを言われました。
「この職場で働くのに、何か目標とかこだわりとかないの?」
新人の「働く」って何ですか?
先の章でも書いたよう、周囲から見れば、
新人が仕事ができないなんていうのは百も承知です。
では、周囲は何に着目しているか?
それは「できない上でどうするのか(何を積み上げるか)」です。
例えば、同じ職場に新人が二人いて、どちらも営業目標が達成できていないとします。
新人A:目標達成率20%、活動量100%達成
新人B:目標達成率30%、活動量60%
確かに数字だけならBさんの方が上ですが、新人に課されている目標なんて、そもそも大したものではないです。
この場合、こんな評価の仕方になるのではないでしょうか?
Aさん:「数字ダメだったけど、活動量だけは誰にも負けてない、偉い!」
Bさん:「んーなんかイマイチだな。。」
周囲からの要求を全部叶えるなんてのは無理です。
また、大それた目標を持ってる新人なんて、多くないと思います。
つまり、何かにこだわって働く姿勢・行動(〇〇だけは譲れない)、これこそ新人の「働く」ではないでしょうか?
例えば、私の上司の場合、「新人時代、人にあーだこーだ言われるのが嫌いだったから、文句を言わせないよう、活動量だけはきっちりこなしてた」そうです。
自己研鑽は面倒臭い?
営業時間内は、仕事だと思って割り切って努力しなくてはいけません。
しかし、自分の働き方を振り返るのに、営業の営業は使えません。
つまり、そういった時間を営業時間外に当てる必要が発生してきます。
私も休日に仕事を思い出す時間を持つのは嫌だと感じますが、
そう思いつつ、4-5時間はこの記事を書くのに使っています(笑)
・今までハッキリとしなかったものをハッキリさせること
・何かを積み上げられていると実感できること
結構楽しいです!!
ランニングを継続して、走れる距離がどんどん増えるのと同じです!
別に休日全部の時間を使う必要はないですし、
本来、暇つぶしに使うはずだった時間を使っているだけだと、
ポジティブに捉えてみてはいかがでしょうか??
まとめ
・何事にも素直かどうかで、任される仕事も変わる
・学んだことを、使えるよう整理する
・他者に譲れないものを1つ持つ